男の娘とホルモン注射

このブログは女装を始める人に向けて記事を書いています。
いずれ考えるかもしれないことを書いておきます。
ホルモン注射ですね。

もっと女子っぽくなりたいと思うんですね。
或いは、男性機能が耐えられないと思うかも。
性別不合であれば、どちらも思うんですよ。
どちらにウエイトがあるかは、けっこう大事だと思いますけど。

まずは、ジェンダー外来に行ってカウンセリングを受けてください。

目次

ホントにホルモン投与が必要ですか?

私はプエラリア・ミリフィカをボロカスに書いてるんですよ。
グラマーエピソードですね。

こんなもん、もうオカマぐらいしか飲んでないと思いますよ。
豆乳を飲んでおっぱいが大きくなると言ってるレベルです。

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効果だけを考えたら、ホルモン投与した方がいいですよ。
でも、それを選択しない理由が副作用だとしたら、みんなが言う女性化は諦めるしかないですね。

論理的に考えましょう

もし、女性ホルモンと同じ効果があるのなら、副作用も同程度あるはずと考えるべきですよね。
そこをすっ飛ばしてサプリに女性化効果を求めちゃうのは都合が良すぎる。
矛盾してますよね。

それが通用するのなら、誰もホルモンなんか打ちませんよ。

でもでも、あのブロガーは女性っぽくなってる!
そんなもん写真の撮り方でなんとでもなるよ。
もし、ホントに女性化してるのならホルモンか整形と考えないとダメですよ。

女性ホルモンのアフィリエイトがないからグラマーエピソードを貼ってるんだよ。
ブロガーってそんなもんです。

とにかく、ホルモン投与の副作用は怖いけど女性化したいは通用しません。
このような考え方を持つ人は、ホルモンを打たない方がいいです。

ホルモン治療とは?

いずれにしても、やっちゃおかなと考えるのが、女性ホルモン投与なんですよ。

最近は冷やし中華はじめました!みたいなノリで、ホルモン注射を始めちゃう人がいるんです。

自己責任で勝手にやればと思うんだけど、これから女装を始める人に言うことじゃない。
ちょっと整理しておこうと思います。

ホルモン投与には大きく2種類あります。

  • ガイドラインに沿ったホルモン治療
  • ガイドラインに沿っていないホルモン投与

ガイドラインとはコレのことです。
つまり、性別不合(旧性同一性障害)の診断を受けてホルモン治療を行うか否かです。

参考:公益社団法人 日本精神神経学会 性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第 4 版改)

診断を受けて行うホルモン投与を治療と呼びます

診断を受けて行うものを治療と言います。
だって、診断がないとなんの治療だよ?って話になるでしょ。

世の中のホルモン治療はじめました!が、すべてこの基準であれば混乱しません。
でも、そうとは限らないんですよ。
診断なしのホルモン投与を治療と言ってる人もいるんです。

困ったことに、投与を受けてる人も、投与してる医者も別に悪くはないんですよ。
ガイドラインは法律ではないからです。
でも、ある種の危うさがあるのは事実なので、これからの人は考えた方がいいと思います。

ある種の危うさとはなにか?

ある芸能人が亡くなったときです。
アサヒ芸能に死のホルモン治療というクソ記事が出たんですよ。
これまたボロクソに書いてるんですよ。

男の娘ゆりんのマジメな女装ライフ
404: ページが見つかりませんでした | 男の娘ゆりんのマジメな女装ライフ 日中ハーフの男の娘 ゆりんが、男の娘目線でコスメやファッション、男の娘ライフの記事を書いています。

私はボロクソに書いてるけど、内心はちょっとヤバいなと思ってた。
ライターが自称ジャーナリストの右翼おばさんだから良かったんですよ。
だから、クソ記事で済んでるんですよ。

亡くなった芸能人がどうこうじゃないですよ。
マトモなジャーナリストだったら、そこそこヤバい問題提起をされる可能性があると思います。

現状をマジメに調査されると、誰でもホルホルできるよねとなっちゃうんですよ。
他の精神疾患が女装の原因でもホルホルできるよねとなっちゃう。

もっと言うと、誰でもオペできちゃうよねとも言える。

エリ

ホルホルはやめなさい!

ゆりん

いつも言ってるくせに…

私は自己責任で好きに打てばと思いますよ。
でも、ある種の人達にとってはそうじゃないです。

ガイドラインに沿ったホルモン治療

これをトランス業界では正規ルートと呼んでる。
私はよく分かんない言葉は使わない人だけど、これは確かに正規ルートと言えるかもね。

性別不合(旧性同一性障害)の診断を受けてホルモン治療をします。
その後、睾丸摘出とかSRS(性別適合手術)とプロセスを進めるわけですね。
人によりますけどね。

性別不合の診断が出るとは限らない

診断が出るまでに結構な時間がかかるんですよ。
クリニックに行く頻度にもよるけど、早くても半年は覚悟した方がいいと思います。

私はこの長い時間を考える時間だと思ってた。
仕事のキャリアをどうするのか、プロセスを進めるべきなのか、考えることはたくさんあります。

もちろん、私のように考えない人もいます。
クソ長い時間が無駄に思えたり、耐えられない人もいるんですよ。
そして、違う道を模索する人もいます。

性別不合 ステージ3 オペですね

こういう診断を期待しがちなんだけど、サクッとこんな感じにはでないです。
レントゲンやMRIで分かるもんじゃなく、お心の問題ですからね。

お心の問題なので、診断はパーフェクトじゃないと思う。
診断を受ければ分かると思うので、ここでは書かないことにします。

診断が出なかったらどうするんだ

性別不合の診断を望んで病院やクリニックに行くんですよね。
ところが、他の精神疾患の診断が出る可能性もゼロではないんですよ。

他の精神疾患と診断されると、性別不合の診断はでないことになってます。
生涯診断がでないってことじゃなくて、先に他の精神疾患の治療になるってことね。

怖くてジェンダー外来に行けない

クソ長い時間をかけて診断がでなかったらどうするの。
私達のお店で前に働いていた娘は、これを恐れてジェンダー外来に行かなかったです。

最終的には一緒に行って診断が出たんだけど、この気持ちはよくわかります。
もし、診断が出なければどうすればいいか分からないよね。

だから、私達は診断が出ると盛大にお祝いをしてきました。

ガイドラインに沿っていないホルモン投与

診断にかかる時間が無駄、長すぎるので勘弁してほしい。
ある程度の年齢になっていると、焦る気持ちもあるかなと思いますね。

それから、診断が出なかったら困る。
これからどうすればいいのか分からないし、診断が出ないリスクは取りたくない。

このように考える人がいますし、私もそうだよねと思うんですよ。
だから、正規ルートではない別ルートに行く人もいます。

ホルモン治療は自由診療なので

ガイドラインに沿った診断を受けてホルモン治療しても自由診療なんですよね。
ということは、診断書なしでも一緒でしょとなります。

要するに誰でもホルホルできちゃうんですよ、実際は。

なんじゃ、それは。

ホルモン注射はじめました!ってお店が増えてないか?

ホルモン注射をやってる美容整形がやたらと増えましたね。
儲かるんでしょうね。

いやいや、別にこれってトランスジェンダーの話だけじゃないですよ。
女性にも需要はあります。

ガイドラインに沿わない医者

ガイドラインに沿うと精神科医の診断を受けないといけません。
でも、ガイドラインに沿わないクリニックでは、診断なしでプチュッとできるんですよ。
普通にネットで探したら見つかります。

ガイドラインは法律でもないし、悪いこととは言えない。
大半は金儲けでしょうけど、
中には望む人すべてに機会を提供するべきという虹色革命的な医者もいると思います。

ただし、診断書なしで行けるのはホルモン治療までと思ったほうがいいですよ。
思ったほうがいいんですけどねぇ、
これがまたねぇ。

リスクはないのですか

精神科医の診断を受けないので、他の精神疾患による女装癖は検出できません。
私はリスクと認識しますが、知りたくない人がいるのは事実です。

プロセスや生活、キャリアに関することなど、相談できないのもリスクだと思います。
ジェンダーが専門じゃないとダメですけどね。

ジェネリック経口薬をセルフ摂取

これもガイドラインに沿ってないという意味では一緒ですね。
普通は注射でホルモン投与しますが、どこかから経口薬を買ってきて飲むんです。
だいたいジェネリックですね。

私は意味が分からんので使いませんけど、
トランス業界ではフライング・ホルモン、フラホルと呼んでいます。

効果が出にくいので挫折

病院やクリニックでは、ホルモンの血液中濃度を測定します。
その数値を確認しながら投与していくんですよ。
経口薬は補完的な役割で使うことがある程度。

経口薬セルフ投与では数値の確認ができません。
だから、適切な量を投与できないことが多く、結果がでないケースがほとんどです。
結局、ホルモン注射をすることになるので、そういう意味でフライングなのでしょうかね。

副作用は同様にあるのですが、説明を受けることができません。
医者も事細かく説明はしないけどね。
こういうことは、聞かなきゃダメですよ。

英語の取説に書いてありますし、日本語でもダウンロードできるけど、しない人がほとんど。
副作用に関する検査も自分で意識的にするしかありません。

診断書っていったい

ここまで読んでいただくと、素朴な疑問が出てくると思います。
ホルホルするのに診断いらないんじゃね。

まぁ、そうなんですよね。

でも、戸籍変更するのに必要ですね。
SRS(性別適合手術)まで進めるとすると、性別不合(性同一性障害)の診断書は必須になります。

そうは言ってもね、ホルモン治療をやってると混合診療になるんですよね。
そうなると、日本でのSRS(性別適合手術)は保険適用外になります。

だいたいタイでオペをすることになるでしょ。
タイでオペをするにしても、いまどき診断書は必要ですよ。
日本で取得しておくべきかは、タイの病院によりますけどね。

必須なんだけど、これがねぇ。

サクッと診断出ましたけど

現実はサクッと出すのが売りのクリニックがあります。

診断書なしで行けるのはホルモン治療までと思ったほうがいいですよ。
と書いたものの、睾丸摘出を診断書なしでやるところもあるんだよね。

これも、ホルモン治療をやってると混合診療になるので自由診療。

じゃあ、一緒じゃねーかとなりますよね。

ただ、この手のオペをガイドライン無視でやる医者は倫理的にどうかと思うんだよね。
おそらく、すべての人に機会を系の虹色革命的な医者ですね。
或いは金儲け。

ガイドラインは法律じゃないと言っても、
他の精神疾患が原因での女装という可能性は消えてないんだよね。
統合失調症という診断が出た人もいますからね。

そこで出てくる提携クリニックによる診断

精神科医を抱えてるクリニックばかりじゃないんですよ。
ホルモン治療にしても睾丸摘出にしても、提携クリニックを紹介します作戦がある。

そこで診断書を出してもらってくださいとね。
そうすると、一応はガイドラインに沿う形になるわけですよ。

先に診断に半年ぐらいかかるかもと書きました。
半年ぐらいかかる診断だとしても、提携クリニックで半年もかけられたらたまったもんじゃない。
でしょ?
さっさとホルモン打つなりオペしないと、金が入ってこないからね。

すべてが自己責任ですよ

まとめるとこんな感じですね。

ホルモン治療、睾丸摘出、SRS(性別適合手術)にはガイドラインがあります。
ガイドラインに沿うと、精神科医の性別不合(旧性同一性障害)の診断が必要です。

サクッと出すのが売りのクリニックもあるけど、
マトモなジェンダー外来に行くと診断に時間がかかります。
ホルモン治療をすると混合診療になるので、結局すべてが自由診療になります。

自由診療なので診断書なしでもできます。

ガイドラインに沿うために、提携クリニックが診断書を短期間で出すケースもあります。

こういう状況なので、私も自己責任で勝手にホルモン打てばと冷めてるんです。

後戻りできないけど大丈夫?

これから女装を始める人が見ると考えると、自分の知ってることは伝えたほうがいいかなと思います。

私も水商売に10年近くいるので、実はどうにでもなることを最初から知っています。
クリニックから紹介料をもらおうとしてるお姉がいましたからね。

診断を受ける意味

診断を受ける意味あるの?と思うでしょうね。

最終的には診断のプロセスに意味を求めるかだと思います。
私は自分が何者かを知ることが大事だったので、新幹線で大学病院に通いました。

とにかくオペを受けて女子になりたいという人もいます。
そういう人も診断書は必要だけど、別に診断に意味は求めてないですよね。

人間は判断を間違える

どうにでもできるので、自己責任としか言いようがないです。
性別不合でなくても、サクッと診断書をもらってSRSを受けられるんですよ。
私はとんでもないと思います。

人間はしばしば判断を間違えます。
そのうえ、性転換プロセスは男性機能を失うので、後戻りはできないですよね。
にも関わらず、20歳やそこらの子にサクッと診断書出して自己責任でトランスOK。
世間の人が知らないから問題にならないだけ。

親世代が絶望的

若い時期から性転換プロセスを始めるのは悪いことじゃない。
正規ルートで始めるには、中学生や高校生がカウンセリングを受けやすい環境が必要です。

同時に親にもジェンダーの知識が必要だけど、これが絶望的なんだよね。
20歳ぐらいの男の娘の親は、40代から50代前半だよね。

この世代はトランスジェンダーがホースをぶら下げて女湯に入ってくると騒いでたメインの世代。
だから、私はこんな記事を書いたんですよ。
まぁ、絶望的です。

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私は親でもないし、20歳の子でもないので、どうでもいいです。
ただ、お店で働いてくれてる若い男の娘が心配で仕方ないだけ。
カミングアウトがうまくいきますように。

ひとりでよく考えましょう

冷静にひとりで考えたほうがいいと思いますよ。
ホルホルしてる他人を見て煽られないようにしてくださいね。

トランスジェンダーでなくてもいいけど友達は必要です。友達とは自分がどんな判断をしてもサポートしてくれる人のことです。
判断を手伝ってくれる人ではありません。

吐きそうになるぐらい悩めばいいと思います。
人生の中で大きな決断なので、ネットで情報収集なんてほどほどにしてくださいね。

この世界、判断を間違えてひどいことになりましたという話は出てこないですから。
ネットではね。

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